●312 人魚の歌 にんぎょのうた 〇みそらひたせるはてなきうみこそ

 表題:人魚の歌
 読み:にんぎょのうた

 収録:(A)新女子音樂教科書 第3編 若狭萬次郎 共益商社 1933(S.8).9.26=初/1936(S.11).9.28=修訂 ◎Copy=(K12) ※作詞者名なし!
    (B)新女子音樂教科書教授用書 第3編 若狭萬次郎著 共益商社 1938(S.13).8 ※作詞者名なし!
    (C)新女子音樂教科書 第3編 若狭萬次郎 共益商社 1932(S.7).9=初 ◎[A3-21],Copy=(K74)

 記譜:(A)(C)独唱&三部女声合唱(伴奏なし) ヘ長調 6/8

 インチピット:ドレ|ミレ#ミソラソ|ミソファ|ミレド#レミレ|ソ

 曲:Brinley Richards ※リチャーズ,ヘンリー・ブリンリー(Richards, Henry Brinley)(1817-1885)[イギリス]か?
 詞:犬童球渓 ※1930(S.5)作詞


[詞] ※(A)新女子音樂教科書より

[第1聲独唱]み空浸せる果無(はてな)き海こそ
      我が群(むれ)人魚の樂しき國
[第2聲独唱]帆影追いつつ鴎遊び
[第3聲独唱]妙なる我が歌風に乗りて
      白波花咲く彼方に響く
      樂しき棲處(すみか)や鏡の海
[合唱]飛沫を誘ひて寄せ來る波の上(へ) 舷(ふなばた)叩きて歌ひ踊る
   ああ樂しや ああ樂しや ああ歌ひ踊れや
   飛沫を誘ひて寄せ來る波の上 満潮干潮(みちしほひきしほ)に歌ひ踊る
   人魚の群あはれ樂し


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